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#use wml::debian::template title="Debian GNU/Linux 4.0 -- Etch-And-A-Half リリースノート" BARETITLE=true
#include "$(ENGLISHDIR)/releases/etch/release.data"
#use wml::debian::translation-check translation="5011f532637dc7820b79b151eecfda4ab65aa22f"

<if-etchnhalf-released released="no">
<h1>代替ページ</h1>

<p>
内容は、Debian GNU/Linux <q>etch-and-a-half</q> のリリースとともに公開されます。
</p>
</if-etchnhalf-released>

<if-etchnhalf-released released="yes">

<h2>概要</h2>

<p>
Debian 4.0 (<q>etch</q>) がサポートするハードウェアを増やすため、Debian
4.0r4 ポイントリリースで追加のパッケージが加えられました。
追加されたパッケージとしては、Linux カーネル 2.6.24 や、X Window System
用の追加のドライバをベースとしたパッケージなどがあります。
このような追加パッケージのインストールは必須ではなく、デフォルトでは行われません。
今回の更新では、これまで提供されてきたパッケージのサポートには変更を加えません。
</p>

<p>
これまで提供されてきた 2.6.18 ベースのカーネルは、etch
リリース向けのデフォルトのカーネルであり続けます。
</p>

<h2>新たに利用可能になったパッケージ</h2>

<ul>
  <li><a href="https://packages.debian.org/src:linux-2.6.24">linux-2.6.24</a><br />
  新しい linux-image とサポートパッケージが追加され、
  多数の新規デバイスドライバや更新されたデバイスドライバの恩恵を受けられるようになりました。
  さらに詳しく知りたい場合は、この文書の<q>制限</q>のセクションを参照してください。</li>
  <li><a href="https://packages.debian.org/etch/xserver-xorg-video-intel">xserver-xorg-video-intel</a><br />
  新しい X ドライバが含まれるようになり、デバイス 965GM、965GME、G33、Q35、Q33、GM45
  (PCI ID で表記すると 0x2A020x2A120x29B20x29C20x29D20x2A42)
  のサポートが追加されました。これまで xserver-xorg-video-i810
  ドライバがサポートしていたいくつかのカードは、xserver-xorg-video-intel
  ドライバでパフォーマンスが向上する可能性があります。
  そのようなデバイスには 945GM、946GZ、965G、965Q があります。</li>
</ul>

<h2>更新された <q>etch</q> 向けパッケージ</h2>

<p>
既存の etch 向けパッケージの一部は、新しいハードウェアのサポートを追加する目的や、
カーネル 2.6.24 との互換性のために更新されました。
</p>

<ul>
 <li><a href="https://packages.debian.org/etch/aboot">aboot</a><br />
 新しいカーネルの起動をサポートしました。</li>
 <li><a href="https://packages.debian.org/etch/sysvinit">sysvinit</a><br />
 ディスクを適切にシャットダウンするために shutdown コマンドを更新しました。</li>
 <li><a href="https://packages.debian.org/etch/wireless-tools">wireless-tools</a><br />
 非互換性に関する不正確な警告を削除しました。</li>
 <li><a href="https://packages.debian.org/source/etch/firmware-nonfree">firmware-nonfree</a><br />
 カーネル 2.6.24 で使用する一群のファームウェアを追加しました。</li>
  <li><a href="https://packages.debian.org/etch/xserver-xorg-video-nv">xserver-xorg-video-nv</a><br />
  これまでサポートされていなかった NVIDIA グラフィックアダプタ (特に GeFORCE 8
  シリーズ) のサポートを追加する、X ドライバの更新を含んでいます。
  更新された xserver-xorg-video-nv パッケージでは、NVIDIA
  の Riva、TNT、GeFORCE、Quadro カードのサポートが提供されます。</li>
</ul> 

<h2><q>Etch-And-A-Half</q> リリースのインストール</h2>

<p>
このリリースから、Debian 4.0 (<q>etch</q>) リリースのインストール方法が 2
つになりました。</p>

<ol>
  <li><strong>Debian 4.0 (<q>etch</q>) インストーラを用いたインストール</strong><br />
  ハードウェアが etch 標準のインストーラで十分にサポートされている場合は、最初に etch
  標準のインストールメディアを用いてシステムをインストールし、
  その上で後で <q>etch-and-a-half</q> のカーネルに移行する、という方法を選択できます。
  この選択肢は、既にシステムに etch がインストールされているユーザや、
  新しいインストールメディアを取得せずに、<q>etch-and-a-half</q>
  のカーネルだけがサポートしている追加のハードウェアを使用したいというユーザに、
  最適です。<br />
  Debian 4.0 (<q>etch</q>) のインストーラの取得方法や使用方法に関する情報は、<a
  href="debian-installer/">こちら</a>で参照可能です。</li>
  <li><strong>現在の Debian <q>lenny</q> インストーラを用いたインストール</strong><br />
  ベータ 2 以降の lenny 向けインストーラは、<q>etch-and-a-half</q>
  のカーネルに非常に近いカーネルをインストールに使用するようになり、etch
  リリースインストール用の互換モードを備えています。この選択肢は、お使いのハードウェアが、
  <q>etch-and-a-half</q> のカーネルではサポートされていても etch
  デフォルトのインストーラではサポートされていないユーザに最適です。<q>etch-and-a-half</q>
  インストール用の <q>lenny</q> ベースのインストーラの取得方法や使用方法に関する情報は、<a
  href="debian-installer/etchnhalf">こちら</a>で参照可能です。</li>
</ol>

<h2>制限</h2>

<ul>
  <li>etch デフォルトのカーネル 2.6.18 でサポートされているすべてのハードウェアが、
  カーネル 2.6.24 でもサポートされているという保証も、etch
  に含まれているすべてのソフトウェアが新しいカーネルできちんと動作するという保証も、
  Debian はいたしません。</li>
  <li>etch のカーネル 2.6.18 から <q>etch-and-a-half</q> のカーネル 2.6.24
  への移行は、多くの場合は成功するでしょうが、成功する保証はありません。カーネル 2.6.18
  およびカーネル 2.6.24 から、次期安定版 (stable) リリース (<q>lenny</q>)
  で提供されるカーネルへのアップグレードは、サポートされる予定です。</li>
  <li>etch のカーネル 2.6.18 の一部の機能は、2.6.24
  のイメージでは利用できません。利用できない機能としては、
  Xen や Linux Virtual Server のフレーバーなどがあります。</li>
# 文脈からは this は利用可能「でない」ものを指しているように読めるがそれでよい?
  <li>etch で提供されている、Linux
  本家のツリーに含まれていないカーネルモジュールソースのパッケージは、カーネル 2.6.24
  できちんと機能するという保証はありません。</li>
</ul>

<h2>ハードウェア固有の注意点</h2>
<ul>
  <li><strong>Broadcom NetXtreme II ネットワークコントローラ</strong><br />
  Broadcom NetXtreme II ネットワークコントローラ向けの bnx2 ドライバはファイルシステムから
  ファームウェアを読みこむように変更されました。これらファームウェアのファイルは、アーカイブの
  non-free セクションにある
  <a href="https://packages.debian.org/etch/firmware-bnx2">firmware-bnx2</a>
  パッケージで提供されます。bnx2 ドライバが必要なシステムでは、2.6.24 <q>etch-and-a-half</q>
  カーネルで動かすために firmware-bnx2 パッケージをインストールする必要があります。Debian
  <q>lenny</q> ベースのインストーラを使う場合、インストール時にはこれらのデバイスを使えません。</li>
  <li><strong>Intel 3945/4965 無線ネットワークアダプタ</strong><br />
  Intel 3945 もしくは 4965 ベースの無線ネットワークアダプタを持つシステムにおいて 2.6.24
  <q>etch-and-a-half</q> カーネルでそれらのアダプタを動作させるには、対応するファームウェア
  のファイルがインストールされている必要があります。これらのファームウェアのファイルは、アーカイブ
  の non-free セクションにある
  <a href="https://packages.debian.org/etch/firmware-iwlwifi">firmware-iwlwifi</a>
  パッケージで提供されます。 ipw3945 ドライバから iwl3945 ドライバへの移行についての情報は、
  <a href="https://wiki.debian.org/iwlwifi">移行情報</a>を読み直すといいでしょう。</li>
  <li><strong>Cirrus Logic <q>Sound Fusion</q> サウンドデバイス</strong><br />
  法的な問題により、snd-cs46xx ドライバは <q>etch-and-a-half</q> カーネルでは使用
  できません。</li>
  <li><strong>ARM ip32x (Thecus N2100, IO-DATA GLAN Tank)</strong>
  <ul>
    <li>Thecus N2100 で NFS に問題を発生させていた r8169 ネットワークドライバの
    問題が修正されました (バグ
    <a href="https://bugs.debian.org/452069">#452069</a> を参照のこと)。</li>
    <li>Thecus N2100 が正しく電源 OFF できるようになりました。</li>
    <li>Riku Voipio さんのおかげで、ファンを制御するためのセンサーチップがサポート
    されました。</li>
  </ul>
  </li>
  <li><strong>ARM ixp4xx (Linksys NSLU2)</strong>
    <ul>
      <li>Krzysztof Halasa さんが書いた新しいイーサネットドライバが取りこまれました。
      このドライバはメインラインカーネルに含まれてはいますが、etch 向けの古い (2.6.18)
      カーネルで使われているこのドライバはもう保守されていません。
      <li>ビットマップ方式の md デバイスにおけるカーネルのクラッシュが修正されました (バグ
      <a href="https://bugs.debian.org/443373">#443373</a> を参照のこと)。</li>
      <li>多くのモジュールが新しく有効になりました。例えばより多くの netfilter モジュールなどです。</li>
    </ul>
  </li>
  <li><strong>SRM ベースの Alpha システム</strong><br />
  SRM ファームウェアを使う alpha マシン用のブートローダである aboot が更新され、最近の linux
  カーネルイメージの起動がサポートされました。Debian <q>lenny</q> ベースのインストーラを
  使って新たに etch のインストールを行えば、更新された aboot パッケージが自動的に使用されます。
  既存の etch システムを 2.6.24 <q>etch-and-a-half</q> カーネルに移行するには、etch
  にある 最新の aboot パッケージに更新し、swriteboot コマンドを使ってディスクのブートブロックを
  手動で更新する必要があります。詳細な情報は swriteboot(8) を参照してください。</li>
</ul>

</if-etchnhalf-released>

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